鹿児島大学SCP

エコスイーツ
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多様なミッションの探究
「適応」するだけでなく、「創造」したい
食品残さ(生ごみ)のアップサイクルは、私たちの原点です。 生ごみのイメージから遠い存在を求め、スイーツを最終商品として選択しました。 しかし、エコスイーツプロジェクトは、もっと奥深い要素があります。

スイーツの魅力、また市民グリーンファンドの工夫、様々に展開する市民参加イベントにより、環境無関心層に環境価値を届けようと考えています。 シルバー人材の活用、また耕作放棄地対策も視野に入れています。 これらは、今日的な、あるいは地域性のある諸問題の解決を意図しているのです。

最終的には、6次産業化・観光資源化を実現させ、鹿児島で新たな地域性を生み出したいと考えています。 受け入れるに留まらず、創り出したい。 この挑戦に、研究者と学生、企業、そして市民が動き始めています。

ソーシャルビジネスとしての展開
ビジネスと善意の融合
エコスイーツ活動をデザインする際、ビジネスの要素を組み込みました。 モノと共にカネが動き、利益が生じる部分もあります。 ビジネスの要素を組み込むことにより、企業参加のインセンティブとなり、活動の継続可能性が高まります。

同時に、人々の善意も大きな役割を果たします。 個人の環境に対する行動、市民グリーンファンドの基礎であるエコスイーツの購入、大学への支援などが代表です。 企業もまた善意を提供しています。 エコスイーツ活動は、多くのパートナーによって支えられているのです。

ビジネスの要素と善意を融合させ、エコスイーツ活動は多様なミッションを達成しようとしています。 ソーシャルビジネスと呼ばれており、社会問題の解決を目的とするビジネスなのです。

ネットワークの活用
みんなで無理なくやれば、大きな成果が生み出せる
エコスイーツ活動のファシリテーターは、鹿児島大学SCPとJAグリーン鹿児島です。 しかし、この両者だけではエコスイーツ活動は成立しません。

生ごみ堆肥作りには、ダンボールコンポスターを活用する市民・企業の存在があります。 作物栽培は、家族で参加できるアグリスクールでなされています。 物流、作物の1次加工、エコスイーツの製造・販売は、膨大な数の企業市民が担当しています。 エコスイーツを楽しむ人々も、購入=寄付金拠出という形で、活動に参加しています。

つまり、エコスイーツ活動は、ネットワークによって形作られているのです。

ネットワークに参加する個人・法人は、全面的な参加を必要としません。 興味のあるところ、無理をせずとも良い部分、本来業務との関わりなどから、参加すれば良いのです。 この小さな貢献を結集すれば、大きな成果となります。 ソーシャルキャピタルと呼ばれる効果です。

リサイクルだけでなく、リデュースも
エコスイーツ活動を構想した際、私たちは「捨てられる野菜を救う」ことも視野に入れました。 規格外だというだけで流通しない野菜、豊作ゆえに廃棄される野菜、とてももったいない存在です。 調査の結果、鹿児島市では規格外野菜はきちんと流通していることが判明しました。 物産館などで、むしろ人気商品になっていたのです。 しかし、全量が販売されているわけではない事もまた事実です。

2013年度のエコスイーツ活動では、初めて廃棄野菜の活用を実現できました。 2013年はカボチャが豊作で、供給過剰状態でした。捨てるしかないカボチャがたくさんあったのです。 そこで、僅かな量ではありますが、私たちは捨てられる運命だったカボチャを格安で手に入れ、ペースト材料として活用しました。 新しい環境要素をエコスイーツに加えることとなったのです。

2014年度からは、主要素材の1つとして、規格外カボチャの活用を始めました。 そして、2015年度には、大きな変更も実施しました。 これまでカボチャは皮付きのままペース化し、加工の際の廃棄率を30ポイント削減してきましたが、これを皮なしペーストに変更したのです。 皮付きカボチャペーストは、商品の差別化ができるという声がある一方で、色や皮の渋みなどを理由に使いづらいという声もありました。 廃棄される運命であったカボチャを救うことこそが環境配慮であり、皮付きペーストで環境配慮を進めるだけが方法ではない、これがSCPの出した結論です。 これまで皮付きペーストはSCPの特徴の1つでしたが、今後はより多くの規格外野菜の活用を目指します。

2016年度は、新しく桜島小みかんピールの利用を模索し始めています。

リデュース(ごみ発生抑制)、リユース(再利用)、リサイクル(再生利用)を3Rと呼びますが、リデュースは最も優先されるべきものです。 廃棄カボチャの活用は、まさにリデュースに該当する環境活動です。

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