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しろくま先生の秘密





不本意ドロイル

オレ様の名前はドロイル。時々海にオイルが漏れ,登場するんだ。 でも,こんなことやりたくないよ。


石油が海を汚してしまうこともある

現在最も利用されているエネルギーのもとは,やっぱり化石燃料だよ。特に石油は多く使われていて,タンカーと呼ばれるおっきな船で日本にやってくるんだ。

日本だけじゃないぞ。石油がとれない多くの国は,海外からたくさん輸入をしている。

それでさ,時々船が事故を起こすんだよ。浅瀬に乗り上げてしまったり,船が衝突してしまったり・・・。 そんな時,石油が海に流れ出すことがあるんだ。原油が海に流れ出すとどろどろになってさ,それでオレ様ドロイル登場ってわけさ。

オレ様はみんなに嫌われている。海を汚し,魚や水鳥を殺してしまうからなんだ。

でも,これだけは信じて欲しい。オレ様は海を汚したくて汚しているわけじゃない。本当なら,こんなことはしたくないんだ。

まもるのにじいろコラム:海鳥を救った先生
ち〜っス! まもるだよ。

この前さ,しろくま先生が石油タンカーの事故について教えてくれたんだ。 1989年のことなんだけれど,エクソンという会社(現在はエクソンモービル社)のバルディーズ号というタンカーが座礁をしたらしいんだ。

アメリカのアラスカ州にあるバルディーズという街は,石油基地なんだよ。 その地でバルディーズ号は船の操作ミスから事故を起こし,40,000リットル以上の原油が海に流れ出したんだ。 海岸は800〜2,000キロメートルにわたって汚染されたらしい。

サケやニシンなどの魚,水鳥,ラッコなどが大きな被害にあったんだ。 この事故はものすごく大きなものだったから,世界中で色々な議論になったって聞いたっス。 海洋汚染の対策も,バルディーズ号の事故以来,進んだらしいよ。
ところでね,この前,カン太の予防接種に動物病院に行ったんだ。そこで,油まみれになった鳥を救っている人の写真を見たんだよ。

1羽ずつ丁寧に洗剤で油を落としている写真だったんだ。すごくショックでさ,同時に「この人,スッゲー人だな」って思った。

タンカー事故が起こると,こうして人間がコツコツと掃除をするんだよ。油をすくい取って集めたり,動物たちを救ったり・・・。 だから,本当はこういう事故を起こさないことが大切なんだよね。もっと深く考えるとさ,おいらたちが石油を大切に使うことが必要だよ。

でさ,カン太の注射の番が来たから診察室に入ったんだけど,またビックリだよ。だって,さっきの人がこの病院の先生だったんだ。 水鳥から油をとっていた先生に会えるなんて,おいら,ものすごく感激だったよ。


海が色々な原因で汚れているぞ

海を汚す原因 ドロイルの気持ち,先生はよく理解しておるぞい。やはり人間自身が注意をしないといけないことじゃよ。

海を汚しているのは石油だけではないんじゃ。例えばのぅ
  1. 工場等から流れ出している化学物質。
  2. 赤潮や青潮という,ブランクトン(微生物の一種)の異常発生。
  3. 海を漂流する様々なごみ。
などをあげることができるじゃろう。

詳しいことを知りたいって? そうじゃろ,そうじゃろ。だけどな,先生はあまり答えは言わないことにしておる。 できるかぎりみんな自身で調べて欲しいし,可能であれば実際に出かけていって調査をして欲しいし,さらには自分たちに何ができるかを考えて欲しいと思っておるんじゃ。 現実を知れば知るほど,何かできることはないか,今すぐ何かをしたいんだ!って思えるようになるはずじゃ。


オレ様がもう少しヒントを出しておくよ

ドロイル しろくま先生の考え方,オレ様も理解をしたよ。だけど,もう少しヒントをみんなに教えておくよ。

地球環境問題は地球規模の問題だけど,一昔前はもっと限定された地域で発生していた公害問題があったよ。 日本でも水質汚濁(すいしつおだく)といって,川や海の汚染が問題になってね,水俣病(みなまたびょう)やイタイイタイ病といった,とてもつらい病気が発生したんだ。

汚染物質はね,微生物→微生物を食べる小魚→小魚を食べる大きな魚→大きな魚を食べる人間,という順番で人間までやってきたんだ。 しかも,だんだん汚染物質は濃くなってしまってね,これを生物濃縮(せいぶつのうしゅく)っていうんだよ。

現在の日本では汚染物質を出してはいけないことになっていて,とても厳しい基準が用意されている。 みんなが使ったあとの水,つまり下水も同じだよ。そのまま川に流すとね,赤潮や青潮の原因になるんだ。 だからね,洗剤など,かつて水質汚濁の原因となった製品は,改良され,環境を配慮したものになってきているよ。

最後にね,海から流れ着いたごみ調べてみるのも面白いよ。先生や大人の人と海岸の調査をするんだ。 色々なごみが捨てられていたり,海からたどり着いたごみもきっとあるはず。 中には海外の国から流れてきたとわかるごみもあるかもしれないね。

みどりのドキドキ・ワクワク:きれいに戻すために必要な水
ねぇねぇ,私たちって何気なく下水を流してない?

この前ね,にじいろタウンの下水処理場を見学したんだぁ。 そこではね,微生物を使って下水に含まれるものを分解していたの。 これってダンボールコンポスターと同じ考え方なんだって気づいた時,私,ものすごくドキドキしたわ。 大きな下水処理場と,あんなに小さなダンボールコンポスターが同じだなんて!

微生物たちが分解し終わったあとの水は,ほとんど透明になっていたわ。 微生物ってすごい,ワクワク!!

でね,いもぞう先生のところの大学生が面白いデータを紹介してくれたの。 「これだけのものを川に流した時,魚が住める程度の水質に戻すために必要な水の量」ですって。

流すものと量 浴槽何杯分の水が必要?
しょうゆ大さじ1杯(15ml) 1.5杯(450L)
みそ汁(200ml) 4.7杯(1,400L)
おでん汁(500ml) 25杯(7,400L)
使用済みの油(500ml) 330杯(100,000L)
米のとぎ汁(2L) 4杯(1,200L)
牛乳(200ml) 10杯(3,120L)
ラーメンの汁(200ml) 3.3杯(1,000L)
日本酒(20ml) 2.7杯(800L)
(大阪府の公表資料より)
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