生ごみを「たいひ」にしよう 野菜を育てよう 環境問題を知ろう 食べものについて知ろう ちょこっと★ひといき しつもんコーナー にじいろタウンへ戻る
トップ
地球温暖化
酸性雨
オゾン層の破壊
砂漠化
熱帯雨林の減少
海洋汚染
生物多様性
環境問題のつながり
しろくま先生の秘密





DNA(ダナー)ちゃんの可能性

私はDNA(ダナー)ちゃんって呼ばれているの。生命の情報を伝えるのが私の役割よ。 地球上では生命が豊かに共存しているはずなんだけど...


絶滅する生物がいるのは問題?

みんな知っておることじゃろうが,昔々,地球上には恐竜というものがおった。 この恐竜は絶滅してしまいよった。このように,自然界では環境の変化によって絶滅する生物がおることは確かなことじゃ。

じゃがのぅ,人間の影響によって,生物が絶滅していくスピードは千〜数万倍に速まっていると言われておる。 熱帯雨林がどんどん減少していて,それに伴って多くの生物が絶滅しておることは,既にお話したじゃ。 こりゃ大変じゃわい!


生物のおかげ

DNAちゃん 例えばみんなの食事,多くが生物に関係しているでしょ? お肉,お魚,お米,野菜,全部生物よね。

それに家の中を見て。木がたくさん使われているじゃない。紙だって木からつくられているわよね。

あなたは今,どんな洋服を着ているからしら? 最近は化学繊維も多いけれど,綿,羊毛,麻などからたくさんの洋服がつくられているわ。

このように,人間の生活は,他の多くの生物によって支えられているのよ。 そこで,ちょっと調べものをしてみましょうよ。次のものはどうやってつくられるのかしら?
  1. ヨーグルト
  2. パン
  3. 納豆
  4. 天然ゴム
いずれもが,生物の力なくしてはつくれないものだということが分かると思うわよ。


抗生物質(こうせいぶっしつ)の発見

抗生物質:微生物によってつくられ,他の微生物の発育を阻害する物質。

ペニシリンという薬を聞いたことはないじゃろうか? これは抗生物質という薬で,ペニシリンの発見以後,様々な抗生物質が発見,利用されておる。

アオカビというカビがつくる物質でな,特定の細菌(ばい菌だと思っていいじゃろう)を殺す働きをするんじゃ。 これを薬として人間が利用して,細菌の感染症から多くの人を救ったんじゃよ。

ペニシリンは例に過ぎんが,生物の多様性は人間の生活,あるいは生命にたいして,重要な意味を持っているんじゃ。 ひょっとしたら,現在の医学では直すことのできない病気にきく薬が発見されるかもしれん。 生物多様性を失うことは,そうした可能性を失うことも意味しておるんじゃよ。

みどりのドキドキ・ワクワク:抗生物質を調べてみたよ
抗生物質って,とてもすごいお薬よね。 でもね,調べてみると,問題もあることがわかったから,ちょっとみんなに聞いて欲しいの。

どうかな,みんなが風邪をひいたとき,抗生物質をお薬としてもらうことが多いような気がするの。 でもね,抗生物質を使いすぎると,よくないことも起きるんだって。

耐性菌(たいせいきん)っていうらしいのよね。 簡単にいうと,抗生物質の効かない細菌が出てくるらしいのよ。 細菌が強くなっちゃうって感じかな。

そうすると,より強い抗生物質が必要になるでしょ。 強い抗生物質が出てくると,もっと強い細菌が出現する。 この繰り返しになっているんだって。

いまでは,抗生物質の効かない細菌までいるっていうから,恐ろしいことよね。

しかも,抗生物質は人間だけが使っているわけではないのよ。 家畜や魚の養殖にも使われているんだって。
家畜を効率よく育てるには,限られたスペースで育て,エサを与え,病気を防ぐ必要があるわ。 こうした効率的な生産システムはすっごく発達していて,そのおかげで私たちは安くお肉を食べたり,養殖の魚を食べたりできるのよ。

もしこうした生産システムがなければ,人口が増える一方で食料が足りず,今よりももっともっと困ったことになっていたはず。 だから,効率的な食料の生産システムが全て悪いとは思わないのよね。

だけど,病気の予防に抗生物質を使ったり,治療に大量に使ったりしていると,耐性菌が出現する可能性があるわ。 お肉やお魚を育てているところで耐性菌が出てきては,よいことだとは思えないの。

それに,抗生物質がもしもお肉やお魚に残っていて,それを人間が食べたらどうなる?  これもよくないことよね。

だから,抗生物質は便利だとはいっても,節度をもって利用しなければならいっていえそうよ。



自然のバランスを考えてね

外来生物の影響 地球上には多くの生物が生活しているわ。そして,生物はお互いに影響を及ぼしあって,とても微妙なバランスの上で生活をしているの。

でもね,現在は交通手段が発達しているから,遠い地域から珍しい生物をペットとして持ち込んだり,知らない間に恐ろしい細菌を旅行者が持ち込んだりすることもありえるわ。 特に最近の日本では,海外から生き物を持ち込むことの影響について,すごく問題になっているのよ。

ブラックバスという魚の名前をよく聞くでしょ? この魚は小さな魚を食べて生活するんだけれど,そもそも日本にはいなかった魚なのよ。 それが海外から持ち込まれて,日本の池や川で生活するようになると,色々な問題が出てきたのよね。

というのはね,日本にはブラックバスの天敵がいないから,どんどん数が増えたのよ。 するとね,ブラックバスはどんどん小さな魚などを食べてしまうから,もともと住んでいた魚たちの数が減ってしまったわけ。 つまりね,バランスが崩れてしまったということ。

このような例はもっと他にもたくさんあるわよ。また,絶滅が心配されている生物がまとめられたレッド・データ・ブックという本もあるから,色々調べてみて欲しいわ。

まもるのにじいろコラム:メダカを探しに行こう
おいらさ,メダカがとっても少なくなっているって,みどりちゃんから聞いたっス。 メダカだよ! そんなのどこにでもいるはずだよね!!

信じられないから,いもぞう先生のいる鹿児島大学に調べに行ったよ。 ちょうど大学生のお兄さんもいたから,一緒にメダカを捕ってみたんだ。

鹿児島大学の中にはさぁ,田んぼなんかもあってね,水路や池があるんだよ。 でね,ちょいとその中をのぞき込むと,な〜んだ,メダカがたくさん泳いでるよ。 みどりちゃん,やっぱり大げさだったんだよ。

それでね,メダカを何匹かすくって持ち帰ったんだ。 可愛いね〜,メダカって,ちっちゃくてさ!

メダカを増やしてみたくなっちゃって,おいら,この前しろくま先生に教えてもらった「メダカのオスとメスを見分ける方法」を思い出したんだ。 え〜っとシリビレをみると・・・,ん?

おいらがすくってきたのはね,メダカじゃなかったんだ。シリビレの形が全然違うんだよ。ガビ〜ン。

カダヤシっていう魚なんだって。蚊の幼虫を食べてくれるから「カダヤシ(蚊絶やし)」っていうらしい。 これも海外から持ち込まれた魚で,日本の生物のバランスを崩してしまったらしい。 むつかしい問題だね。

みんなもカダヤシを調べてみなよ。インターネットですぐに調べられると思うぜ。そんじゃ!バイバイ!!


いもぞう先生が飼育しているカダヤシ。グッピーと同じ卵胎生だ。
−上に戻る−