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野菜を育てる道具をそろえるわよ。買ってきてもいいし,利用できるものを探すのも面白いわね。


プランター,土,種,じょうろ

ママ: 野菜の種類を決めたら,園芸店で必要な道具をそろえましょう。

みどり: わぁ〜い,ショッピング大好き! ワクワクするんだもん。

まもる: プランター,土,じょうろ,もちろん野菜の種も必要だね。

カン太: ワンワン!

ママ: プランターのかわりに発泡スチロール箱などでも楽しめるわよ。

みどり: ペットボトルを切って,小さな鉢にしても可愛いんじゃない?

ママ: あまり小さな器だと水やりが大変だけど,身の回りの不要品を再利用して野菜を育てるのも楽しいわよね。

畑のある学校や庭のあるおうちの人は,わざわざプランターを購入しなくてもいいわよ。ここでは誰でも楽しめるようにプランターで説明しておくわね。

プランターは,あまり小さいものを選んでしまうと,土が乾きやすくて,野菜がしおれてしまうこともあるわ。大きめのプランターの方が管理が楽かもしれないな。

土は特にこだわる必要はないけれど,「赤玉土」というものをお勧めします。この土には肥料分が入っていないから,みんながダンボールコンポスターでつくったたいひのパワーを知るには,ちょうどいいのよ。 たいひのパワーを知りたい人は,たいひを入れずに赤玉土だけをプランターに入れ,野菜を育ててみて欲しいの。赤玉土だけで育てた野菜と,赤玉土とたいひを混ぜた土で育てた野菜,一体どれだけ成長に差が出るのか,比較してみてね。


たいひをどれくらい入れようかな?

まもる: みどりちゃんのママ〜,赤玉土は買ってきたけどさ,たいひはどれくらい入れればいいかな?

ママ: だいたいでいいんじゃない?

みどり: え〜,もっとちゃんとしないと,野菜は育たないと思うよ〜。ママって結構おおざっぱ。

ママ: でもね,家庭で楽しむなら,立派な野菜に育たなくてもいいじゃない。それなりに育ってくれれば,家庭菜園では十分なのよ。

まもる: そうだね,野菜が枯れちゃったらダメだけど,あまり細かいことを気にしなくても構わないっスね!

カン太: ワンワン!(食べられたらいいんだワン!)

赤玉土は肥料分のない土よね。だから,たいひを全く入れないでいると,野菜はほとんど育たないわ。逆に,たいひを入れすぎると,野菜が枯れてしまうこともあるの。

小松菜でちょっと実験をしてみたのよ。下の写真で確かめて欲しいんだけど,だいたい3割程度のたいひを混ぜれば大丈夫じゃないかな。

生ごみを2ヶ月間投入し,ダンボールコンポスターのままで1ヶ月間熟成,発泡スチロール箱に移して1ヶ月間熟成させたたいひで実験した結果よ。 30%程度(3:1ないし2:1)を混ぜておくのが安全ね。50%(1:1)入れると,写真ではわかりづらいんだけれど,種から芽が出てこない割合が高くなったのよね。

赤玉土のみ 赤玉土:たいひ=3:1 赤玉土:たいひ=2:1 赤玉土:たいひ=1:1

みどりママの知恵のしずく:生ごみ堆肥(たいひ)を深く理解したいわ
ママはガーデニングが大好き。だから,ダンボールコンポスターも大好きよ。 だって,お料理して出る生ごみが堆肥になって,ガーデニングに利用できるんですもの。 これってとってもお得じゃない?

でもね,できた野菜はみどり達が食べるわけだから,安全性が気になっていたのよ。 気になればすぐに行動! 鹿児島大学農学部の黒田治之先生を訪ねてみたの。インタビュー開始です!

黒田先生:よくおいで下さいましたね。ところで,まず堆肥とはどのようなものだとお考えでしょうか?

ママ:(心臓がドキドキ)土壌改良に適した有機肥料だと思います。

黒田先生:間違いではないですが,もう少し違った意味もありますよ。堆肥が土中の微生物のエサになるのはご存じですね。

ママ:はい。アンモニアが亜硝酸に,亜硝酸が硝酸になって,硝酸が植物に利用されると理解しています。

黒田先生:微生物は呼吸もしていますから,水や二酸化炭素も排出していますよ。この二酸化炭素が重要なのです。

ママ:えっ?(どういうことなんだろう?)
黒田先生:植物が光合成をするのに二酸化炭素が必要ですね。通常,二酸化炭素は不足しているものなのです。それを微生物が補っているというわけです。

ママ:まぁ,微生物の役割って,そんなところにまであったなんて!

黒田先生:生ごみを堆肥にして有効活用しようという考えは,私は素晴らしいと思いますよ。ですが,食べものをつくる際に一番必要なのは誠実さです。

ママ:そうですね,食べものには安全と安心が必要ですもの。

黒田先生:我々が頂いている食べものには,残念ながら化学物質がたくさん含まれていますね。ですから,生ごみ堆肥も十分に注意しないと,化学物質を土にばらまくことになりかねません。

ママ:本当にそうですわ! 資源を循環させることは重要ですが,何を循環させるのかという視点を持つ必要がありますね。

黒田先生:その通りです。生ごみ堆肥を通じて,日本の食のあり方,農業のあり方を,ぜひ考えてみてください。

ママ:貴重なお話し,どうもありがとうございました。
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